顔面神経麻痺と顔面神経痛(三叉神経痛)
顔の表面の神経痛は三叉神経のトラブルです。
それに対して、顔の表情筋の麻痺が起きる顔面神経麻痺のことを巷では「顔面神経痛」と呼ぶことが多く、名前と症状が混同されている状況です。
今回は顔面神経麻痺について取り上げます。
顔面神経麻痺は、外傷・腫瘍・感染症・血管障害などの原因で顔の表情筋が動かなくなるものです。
また、西洋医学的には原因不明ですが、ギランバレー症候群(にたものとしてフィッシャー症候群)の一つの症状として出現することも多いようです。
その中で「ベル麻痺」と呼ばれる症状は、一般的に片側の顔面に冷気などを浴びた後に発症しやすく、顔面神経自体の循環障害などが原因と考えられています。
また、ヘルペスウィルスが原因ではないかとも考えららていますが、西洋医学的な立証はされていません。
顔面神経麻痺の発症は、男女の差はありません。
季節などの差もないようです。
急性に発症し片側に起こり、表情筋の麻痺に始まり同側の味覚低下・涙の分泌障害・聴力過敏などの症状も現れます。
これらは全て顔面神経の神経支配域の異常です。
実際に自然療法(漢方を含む)で対応する場合は「毒素」「ウィルス」「免疫力の低下」「ストレス・自律神経のアンバランス」「電磁波」「血管や血行の不良」「霊障」などの主な原因になりうるエネルギーのチェックを行い、その中心となっている原因エネルギーを中和する方法を患者さんと一緒に探して、対応方法を協議の上決定します。
統計を取ったりしてはいませんが、原因として多いのは、ウィルスの影響で、必ずしも「ヘルペスウィルス」とは限らないように感じます。
漢方薬の服用の他、気功や経筋療法などを組み合わせると、治癒に至るまでの時間が短縮します。
睡眠の質が大きく影響しますので、1週間で深夜12時よりも前に眠っている合計時間を最低8時間にできるように、工夫してみて頂くことも大切です。