ガンが私たちの生命を脅かすか否かは、ガン細胞の周りの血管新生の有無で決まる。
実のところ我々の体内ではガンが常に作られています。
解剖研究では、車の事故で無くなった40~50歳の女性の約4割に微小の乳ガンがあったことが示されています。
50~60代の男性の約半数には、微小の前立腺がんがあり、我々誰もが(ほぼ100%)70代になるまでには、甲状腺に微小のがんができるのです。
しかし血液の供給がなければ、このようながんの大半が悪性になることはありません。
血管新生の権威であるフォークマン博士はこの状態を〝病気ではないガン”と呼んでいました。
血管新世の釣り合いを保つ、身体の気からが正常であればガンを成長させる血管ができるのを防ぐことができるのです。
これは、ガンに足しする一番重要な防衛機制です。
血管新生を遮断して、ガン細胞に欠陥が届かないようにすれば腫瘍は大きくなれません。
しかし血管新生が始まってしまうと、ガン細胞は急激に大きくなり、無害の状態から致命的になっていきます。
ガン細胞は血管新生因子をたくさん放出し、栄養補給のための血管を作ろうとします。
この血管が作られてしまうと、ガン細胞は大きくなり周囲の細胞もやられてしまいます。
腫瘍を大きくさせる同じ血管が、ガン細胞を血液循環に取り込み転移させます。
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