キリンの血圧(最高血圧)はいくつか、ご存じですか?
キリンの上の血圧(最高血圧)は、300mmHgあると言われています。
なぜ、そんなに高いのでしょうか?
塩分の摂りすぎ?
いやいや、キリンは草食動物ですが、漬物をお腹いっぱいに食べているわけではないですから、塩分の摂りすぎで血圧が高いわけではありません。(塩は生命にとって必要なものです。一律に制限すると、今度は人によっては塩が足りないための害が生じます。そのこおとは次回書きたいと思います。)
答えは、「首が長くて、脳の位置が心臓の位置に比べてとても高いところにあるため」です。
ホースを使って水を高いところにかけるとき、ホースの先をつぶして水圧を上げて水を強く飛ばしますよね。
それと同じことです。何らかの理由で脳の血流が滞ったとき、血液の不足を起こした部分の脳細胞は、「SOS」を発します。
①脳の血管の内側にごみがたまって狭くなる。
②血液自体がドロドロして流れにくくなっている
③ストレスが慢性的に続いて、自律神経がバランスを崩して、細胞に血液が届くすぐ手前の毛細血管が緊張しっぱなしになり、血液が通りにくくなる
代表的な脳の細胞に必要量の血液がいかなくなる理由は上記の3つです。
どんな場合も、脳は酸素と栄養を最も消費する場所ですから、「緊急事態発生!」
となったら、心臓にもっと血圧を上げて脳に血液が充分に届くように指令を出します。
その結果、血圧は上がります。
そして、脳を流れる血液量を十分に確保するわけです。
本来は、脳の血流を悪くしている原因を突き止め、それを解決することで、自然に血圧が正常に戻る方法をとるべきですが、その根本解決をしないままで、ただ血圧が高いからと言って無理やり血圧を下げる薬を使い続けたら、脳の細胞はどうなるでしょうか?
慢性的に血液の足りない状況で、細胞として生き続けなければいけなくなります。
酸素と栄養が届かず、二酸化炭素と老廃物の回収が滞った細胞が弱っていくことは当たり前のことですね。
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